「養護実践学研究」への投稿のすすめ

これまでにも、養護教諭の教育実践を扱う学会や学会誌はいくつかあります。既存の学会があるのに、なぜ新しい学会を立ち上げる必要があるのか?・・・ この問いに対する答えが、この「養護実践学研究」の発行です。
本学会のコンセプトは明快です。養護教諭が自ら研究し、あるいは研究者の力を借りて、養護実践の「論文」を発表することが主となる学会です。これは、他学会では未だ実現できていません。残念ながら、実践論文を「原著論文」として掲載する学会誌はほとんどないのです。養護実践学研究では、養護教諭の実践の価値を丁寧に評価した論文を、優先して掲載します。
多くの現職の養護教諭の方には、自らの実践を「論文」として投稿していただき、今後、日本の「養護学」確立のために必ず必要となる、養護教諭の実践や経験の言語化・体系化(すなわちエビデンスの蓄積)に力を貸して下さい。
また、様々な研究者の方々にも、本学会へのご賛同、ご参加をお願い致します。養護教諭がひとりで論文を書くのは、とても難しいことです。研究者と養護教諭が手を携えて、学校現場の養護教諭の実践を論文化することを目指す本学会のコンセプトに、ぜひご理解とご協力をお願い致します。

<養護実践の事例研究の投稿をおすすめします>

編集委員会では養護実践の「事例研究の論文化に関する指針」(暫定案)を作成し、養護実践学研究第2巻第1号に掲載しました(J-STAGE上で公開しています)。これまで事例研究が、原著論文として学会誌に掲載されることはほとんどありませんでしたが、本誌では積極的に取り上げています。
(すでに投稿され、掲載されている論文は、「養護実践学研究」のページでご確認下さい)
もし事例研究で論文を書いてみたい会員の皆様には、論文作成のアドバイスをいたしますので、下記の編集委員会までお問い合わせ下さい。

2022年1月に第4巻2号が発刊されました。web掲載を優先し、雑誌の印刷は1,2号を合わせて行いました。(すでに郵送済みですが、お手元に届いていない方は下記委員会までご一報下さい。)
養護実践学研究の掲載論文の詳細はについては、「養護実践学研究」のページ をご覧下さい。
なお、養護実践学研究では、年間を通じて原稿を募集しています。
「養護実践学研究」編集委員会 事務局 あてにメールでご送付ください。

 「養護実践学研究」編集委員会 事務局
(送付先メールアドレス: editor@yjissen.jpn.org )

 

投稿規定

1.日本養護実践学会・学会誌「養護実践学研究」(以下,本誌)に投稿できる者(共著者を含む)は,日本養護実践学会会員とする。ただし,編集委員会が特に認めた場合には,この限りではない。
2.本誌刊行の目的は,養護教諭が行う児童生徒等の健康を保持増進するためのさまざまな活動について,その有効性や意義について評価・検証を行い,その結果を学術論文として公表することを通じて,我が国における養護学の構築に寄与することである。そのため,当分の間,この目的に合致する論文を優先して審査する。
3.本誌に投稿できる原稿は,「研究論文(原著)」「事例論文(原著)」「総説論文(原著)」「研究論文(資料)」「その他」とする。ただし,他誌に未投稿,未発表のものに限る。なお,「研究論文(資料)」は,養護教諭が行う実践の参考となる研究であれば,分野を広げて掲載する。
4.投稿原稿の掲載は,2名以上の査読者による査読の上,編集委員会の審議を経て決定する。
5.審査の結果掲載不可となった原稿を修正して再投稿した場合は,新規の投稿として審議を行う。
6.本誌は,原則として毎年6月と12月に年2回発行する。原稿は随時提出できるが,直近の各号への掲載を希望する者は,それぞれ発行の3ヶ月前(すなわち3月末および9月末)までに投稿すること。ただし,掲載論文が一定数に達しない場合は,第2号(12月)を発行しないことがある。
7.原稿は下記の「原稿の様式」に従ってパソコンで書くこと。投稿する際は,原則としてEメールによる添付ファイルで編集委員会(editor@yjissen.jpn.org)あてに原稿を提出する。その際,ファイルはPDFファイルとし,「正」と「副」の2種類を提出することとする。「正」は必要な情報を全て記載した編集委員会用もの,「副」は個人が特定できる情報を削除した査読用のものとする。ファイル名は【正表紙 氏名】【正論文 氏名】【正図表 氏名】【副表紙 氏名】【副論文 氏名】【副図表 氏名】などとする。
8.投稿の際は,原稿及び投稿時チェックリスト著作権委譲承諾書を編集委員会あてに送信する。編集委員会は,原稿の受け取りを確認後1週間以内に受け取りの返信を行うが,もし返信がない場合は,必ず編集委員会に確認すること。
9.査読結果の連絡や事務連絡は,原則としてEメールを通じて行う。
10.掲載確定後の校正は,原則として著者校正1回とする。
11.投稿者は,掲載料および別刷作成料として実費の一部(刷り上り1ページにつき 2,000円,ただし別刷30部を含む)を負担する。
12.別刷は,著者校正時に希望部数を申し出る。30部は無料とし,追加分は著者が実費を負担する。
13.著作権は原則として本学会に帰属する。なお,本学会の方針に基づき,インターネット上での公開や,データベースなどへの登録を行うことがあるので,同意の上,投稿すること。

(附則)この規程は,2017年10月7日より施行する
(附則)この規程は,2018年4月30日より施行する
(附則)この規程は,2019年3月30日より施行する
(附則)この規程は,2019年6月 8日より施行する
(附則)この規程は,2020年5月15日より施行する
(附則)この規程は,2021年9月1日より施行する
(附則)この規定は,2022年2月1日より施行する

(付表1)投稿時チェックリスト(←クリックして確認して下さい。)

(付表2)著作権委譲承諾書(←クリックして確認して下さい。)

 

原稿の様式

(1) 原稿は横書きとし,A4用紙1枚につき45字×50行(=2,250字)で印刷できる書式 で提出すること。なお原則として,原稿は図表・写真を含め,刷り上りで10ページ以内とする。
(2) 原稿の内容は次のとおりとする。
●原稿は,「表紙」,「論文」,「図表」等で構成し,全て「正」「副」の2つを作成する。
●「正表紙」には,表題,著者名,所属機関名,代表者の連絡先(以上和英両文),代表者のメールアドレス,原稿枚数,図及び表の数,希望する原稿の種類を記す。
●「副表紙」には,表題(和英両文),原稿枚数,図及び表の数,希望する原稿の種類を記す。
●「正論文」「副論文」には,要旨及び五つ以内のキーワード(和文と英文)を記した後に本文,引用文献を記載する。
●「正論文」「副論文」には,始めから終わりまでの通し頁および通し行番号をつける。
●「副論文」の原稿は氏名や所属など投稿者が特定される情報は空欄にする。
(3) 本文は,【緒言】,【方法】,【結果】,【考察】,【引用文献】等に分けて記載すること。特に「研究論文(原著)」や「事例論文(原著)」として投稿する場合は,【方法】と【結果】が明確に区別され,それぞれが適確に記載されていないと受理できないので注意すること。
(4) 研究の内容が倫理的配慮を必要とする場合は,研究方法の中で倫理的配慮について記載する。
(5) 図表・写真は本文と別紙とし,図1,表1などの通し番号をつけ,本文中にこれらを挿入する箇所を空けて,本文中に赤字で指示すること。
(6) 文献は引用順とし,通し番号を付けて原稿末尾に一括して記載する。本文中には,末尾文献の番号を右上肩に片括弧をつけて記すこと。著者が4名以上の場合は,最初の3名を記し,あとは「ほか」(英文ではet al.)とする。文献の記載形式については次の通りとする。
◆雑誌(定期刊行物含む)の場合は,著者名:表題.雑誌名 巻(号),頁-頁,発行年
◆単行本の場合は,著者名:論文名.(編集・監修者名).書名,引用頁-頁,発行所,発行地,発行年
◆インターネットの場合は,著者名:表題.作成年.サイトのURL.(〇年〇月〇日アクセス)