1. HOME
  2. 学術集会
  3. 日本養護実践学会・第4回学術集会

CONFERENCE

学術集会

日本養護実践学会 第4回学術集会 開催要項>

1. メインテーマ

  「新しい生活様式の中で養護実践を論文化するには」
-子どもと子どもを取り巻く人々のいのちと健康を守り、
育み、ささえ、つなぐために-

2. 開催趣意
日本養護実践学会第4回学術集会は、大阪は堺の地から発信してまいります。
本学会は、学問としての「養護学」を確立することを目的として設立されました。この「養護学」確立のために、養護教諭が行う教育実践を研究の中心に据え、経験や実践を言語化・体系化することが本学術集会の目指すところであり、歴代の学会長(設立趣意)より引き継がれた言葉でもあります。
2020年は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により想定外の緊急事態が布かれ、今も厳しい社会情勢が続いていることに変わりなく、子どもたちのいのちと健康を守るために私たちにできることが何か、問われています。そのような現状の中で、我が国特有の職種である「養護教諭」の働きが子どもを救うと確信しております。また、養護教諭の職務の根底には「養護をつかさどる」という教育の意図が存在していることを、明確に文章化し表現することが益々重要と考えています。
そこで、第4回学術集会のメインテーマを「新しい生活様式の中で養護実践を論文化するには」とし、サブテーマを「子どもと子どもを取り巻く人々のいのちと健康を守り、育み、ささえ、つなぐために」としています。開催にあたっては、大阪大学医学部保健学科長として、長きにわたって医療・保健分野の研究と教育にご専念後、桃山学院教育大学においても養護教諭養成教育に深く携わっておられる永井利三郎氏の『特別講演』をはじめ、養護教諭が研究者の助言・協働を得ながら、日頃の養護実践から課題意識を持ち、論文化に至った実践研究を紹介する『特別研究発表』や研究的視点で養護実践を捉え言語化するプロセスについてオリジナルシートを用いて探索していく『シンポジウム』など、教え、学び合う内容を企画しています。
ご参加の皆様が、これらの学びを通して養護学の土台が養護実践にあることを深く理解し、これまでの様々な経験や実践を振り返るとともに、重ねられた知見を広げ、新型コロナウィルスと共存する新時代に向かって「養護実践」と「研究」の道を探ることができる学術集会の運営を進める所存です。そして、教育現場で活躍する養護教諭が、新しい生活様式の中で、生き抜く子どもたちのいのちと健康をつなぐために新たな研究課題を見出し、養護実践を論文化し次世代へ継承できるような取り組みを目指します。
本学術集会がご参加いただきました皆様にとって貴重な時間となり、今後の教育実践に活用いただければ幸甚です。第4回学術集会関係者はじめ運営委員一同は、皆様方の多数のご参加と演題のご応募を心よりお待ちしています。

3. 学 会 長   八木 利津子(日本養護実践学会理事/桃山学院教育大学)

4. 開催日時  2021 年 7 月 4 日(日) 9 時 30 分 ~ 16 時 30 分

5. 会  場  オンライン開催(Web上)
(配信場所:桃山学院教育大学(大阪府堺市))

6. 主  催  日本養護実践学会 https://yjissen.jpn.org/

7. 後  援  近畿2府4県及び政令指定都市の各教育委員会、大阪府学校保健会等予定

8. 内  容
●基調講演:「新型コロナウィルスと共存する新時代に向かう 『 養護実践 』 と 『 研究 』 の道 」
演者 八木 利津子 日本養護実践学会理事/ 桃山学院教育大学 教授
座長 德山 美智子 (日本養護実践学会副理事長/元大阪女子短期大学教授
●特別講演:「自閉スペクトラム症の考え方と支援の実際新型コロナ感染流行の中で ― 」
演者 永井 利三郎 (桃山学院教育大学教授 元大阪大学医学部保健学科長・大阪大学名誉教授/小児科医
座長 八木 利津子
●特別研究発表:「論文化までの歩みと知見新しい生活様式の中で変わりうる視点 」
発表①「特別支援学校(知的障がい)高等部における効果的な個別歯磨き指導についての一考察」
演者 池川 典子 (大阪府立泉北高等支援学校
発表②「養護教諭とスクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーとの効果的な連携の在り方についてー養護教諭の視点からー」
演者 髙島 智香 (京都市立七条第三小学校
座長 池田 友美 (摂南大学) ・ 三宅 孝昭 (大阪府立大学)
●シンポジウム「新しい生活様式を踏まえた養護実践を研究的視点で言語化・体系化するために」
事例課題①「新型コロナ感染症対策に伴う高校生の心身の変化の検証」
事例提供 矢本 良江 (京都府立山城高等学校)
事例課題②「新型コロナ禍における保健室来室事例のアプローチ」
事例提供 中島 道子 (長浜市立南中学校)
コーディネーター 古株 ひろみ(滋賀県立大学) ・ 新沼 正子(安田女子大学)
●一般演題

9. 参加申込
締め切り 2021 年 6 月 18 日(金)

10.参 加 費 (参加申込締め切り日までに納入をお済ませください。)
学会員・非学会員 2,000円 (講演集含む)
学生       1,000円 (講演集含む)

11.一般演題申込(口頭発表)
締め切り 2021 年 4 月 30 日(金)

12.抄録原稿
締め切り 2021 年 5 月 7日(金)必着
※抄録原稿は、A4版 2枚以内(厳守)で、 1ページ40字×40行を目処に作成してください。
※一般演題申込が完了された方に、抄録原稿の見本フォーマットをお送りいたします。

13.一般演題発表用データ
締め切り 2021 年 6 月 11日(金)必着

14.運営組織
学会長     八木 利津子 (桃山学院教育大学)
副学会長    平松  恵子 (姫路大学)
副学会長    新沼  正子 (安田女子大学)
運営委員長   米野  吉則 (兵庫大学)
事務局長    宮坂  政宏 (桃山学院教育大学)
事務局補佐   錦川  由美 (桃山学院教育大学)
運営委員    池田  友美 (摂南大学)
髙島  智香 (京都市立七条第三小学校)
玉城  有梨 (桃山学院教育大学)
中島  道子 (長浜市立南中学校)
古株 ひろみ (滋賀県立大学)
三宅  孝昭 (大阪府立大学)
矢本  良江 (京都府立山城高等学校)

15.学術集会事務局
桃山学院教育大学 〒590-0114 大阪府堺市南区槇塚台4-5-1
事務局 宮坂政宏  e-mail:yjissen4th0704@gmail.com

◆第4回学術集会パンフレット(第3報)はこちら

(クリックしてご覧下さい)